本日の1冊『ことばのくにマジックショー』
『ことばのくにマジックショー』
中川ひろたか/大庭明子/大友剛/アリス館
言葉の絵本であり、マジックの絵本!?
なんとも不思議な絵本なんです。
まずはお話から始まります。
リズムの良い文章はまるでマジックに入る前のマジシャンの語りのようです。
不思議な世界へ誘われるような感覚になります。
どんなマジックが始まるのだろう・・・。
期待もどんどん膨らんでいきます。
次のページを開くと、そこにはお話で描かれたマジックの種明かしが書いてあります。
「なんだこんなことだったのか・・・」
その種はとてもシンプルなものなので、お子さんでも十分にチャレンジすることができますよ。
マジックにおいて語りはきっと大切な部分なんだと思います。
いかに種をバレずにやり遂げるか、どうしたら不思議な現象に見せることができるのか。
それはマジシャンの腕次第!
でも、小さいお子さんにはまだまだお話を考えるのは難しいかもしれない・・・。
そこで助けとなってくれるのが中川ひろたかさんが紡ぐ言葉たち。
心地よりリズムと、不思議な世界観がマジックを幻想的なものに引き上げてくれます。
マジックに言葉を添える。
この組み合わせ、もしかしたら最強なのかもしれません。
掲載されているマジックはお子さんでも挑戦できるものばかり。
でも、練習すればきっとみんなを驚かすことができますよ。
この絵本を読むときは、ぜひ種明かしだけでなく言葉のページから通して読んでみてくださいね。
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